前へ
次へ

ブリーダー泣かせのフレンチブルドッグ

フレンチブルドッグと聞けば、きっと多くの方が、あの著名な芸能人が飼われているのを知っている事でしょう。あのひょうきん気まぐれな性格も相まって、人気はうなぎ登りで、テレビなどでもフレンチブルドッグを見ない日はない―。と、云っても決して過言ではないでしょう。きっと、フレンチブルドッグを飼いたいと、ブリーダーへの要望も高まっている事は間違いないでしょう。只、あれこれフレンチブルドッグの事を調べてみると、この犬種は、ブリーダー泣かせなんだろうな。って、思わざるを得ません。なぜなら、そもそも繁殖が難しいと云う特性があるからです。自然交尾ができないので、人工授精による繁殖のみである事。加えて、分娩も胎児の頭が大きすぎて、帝王切開の出産のみだと云う事で、ブリーダーは、血統のみで安易に繁殖させられないのも事実。と、云う事は、きっと子犬が奇形になるリスクも高いと云う事だと思います。なので、オーナーさんから、フレンチブルドッグを飼いたいと要望を受けても、軽々にブリーダーさんが判断出来る様な犬種ではないのだ―。と、云う事だと思います。それでも、ブリーダーの仕事としては、オーナーさんからの要望には応えざるを得ない状況もあるでしょう。願うのは、フレンチブルドッグは命ある対象であって商品ではないのだ―。と、云う事を、ブリーダーとオーナーさんが、正しく認識して欲しいと云う事に尽きます。

Page Top